2011年6月15日水曜日

それも、また良し!

私の好きな言葉の中の一つに、『それもまた良し』と言う言葉があります。
それは私が常、日頃思うように心がけている言葉です。良いことはもちろん、
上手く行かない事・失敗などがあっても、『その方向に進むのか、それもまた
良いではないか』と言う気持ちでいることで、どんな困難があっても気が楽になります。

織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の性格(生き方)を象徴する句として、ホトトギスの句が
有名ですね。学校の授業にも出たと思いますが、誰でも一度は耳にしていると思います。

鳴かないホトトギスに対して、

織田信長:「鳴かぬなら 殺してしまえ ホトトギス」
豊臣秀吉:「鳴かぬなら 鳴かせてみよう ホトトギス」
徳川家康:「鳴かぬなら 鳴くまで待とう ホトトギス」

※本当によく各武将の特徴が現されていると思います。


晩年の松下幸之助氏(現パナソニックの創業者)が「信長、秀吉、家康の
ホトトギスの句の中で、あなた自身はどれに近いですか?」
と質問されて、どれも当てはまらないと答えたそうです。

そして、「自分だったら」と、次の句を詠みました。

「鳴かぬなら それもまたよし ホトトギス」


長年、松下幸之助氏の研究をしているサイトには、このように書かれています。

松下幸之助の研究より】
日本人は、リーダーの性格を、信長型、秀吉型、家康型に分けて話題にするのが
好きだが、松下幸之助は、つぎのように言っている。
3人とも、ホトトギスは鳴くという前提に立って行動をしている。しかし私は、真実
を見抜くためには、何事にも前提を置かずに臨んでいる。だから「鳴かぬならそれも
またよしホトトギス」といったところだ、と
 さすが『経営の神様』とまで言われた人ですね。

ホトトギスは鳴くもんだ。でも鳴かない時もあって良いではないか。
これを人生に置き換えて、良い時もあれば、悪いときもあって良いで
はないか。だってたった一度の人生なんだから。駄目だ、駄目だと
考えずに、今・現実と向きあって『それも良し』という気持ちを常に
持ち続けたいと思います。

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